育児の基礎知識

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育児の基礎知識について

昔にくらべ、育児に悩むお母さんは増えてきました。というのも、むかしは親と同居が多く、家事や育児を手伝ってもらえることも多く、トラブルにも経験からのアドバイスをもらえていたからです。ところが、最近は同居することも少なく、家事と育児をお母さんが頑張ることが多く、さらに育児に関する情報があふれている中で、「こうしなければ」「うちの子は、成長が遅い」と型にはめて悩むことになるようです。

「こう育てなければならない」「親はこう接するべきだ」という育児本を鵜呑みにせず、子供は「育てる」のではなく、勝手「育つ」ものとくらいに考え、親は、子供が「育つ」過程をサポートするものと受け止めましょう。

 

新生児のからだ

産まれてきたばかりの赤ちゃんは、大人にはないいくつかの特徴があります。蒙古斑や大泉門などは有名ですが、小泉門などはあまり知られていません。

新生児のからだの特徴を知りましょう。

産まれてきたばかりの赤ちゃんは、全身に産毛が生えていて、体毛が濃い?と心配になりそうですが、これはすぐに抜け落ちていき、つるつるの肌になります。また、生まれたばかりの赤ちゃんは水分に富んでいて、桜色の皮膚でむくんでいます。むくみはすぐにとれますが、生後3〜4日頃から皮膚が黄色くなってきますが、1、2週間位で消えていきます。これは胎内から胎外への環境の変化に対する適応現象で多くの赤ちゃんに起こります。

おしりには、蒙古斑(もうこはん)といって、お母さんのお腹の中で色素細胞が表皮に向かって出ていく途中に真皮の中にとどまり残ったために消えずに見られる青いあざです。蒙古人種には出生時、90%以上に見られます。一つだけのこともあればたくさんあることもあります。普通のタイプの蒙古斑はおしり、背中にできます。四肢、顔面、腹部にできるものは異所性蒙古斑といわれています。生後2歳頃までは青みがかってきますが、その後は徐々に薄くなり、10歳頃までには消えます。

頭には、大泉門と小泉門といって、ペコペコした部分があります。これは、骨が完成していない部分ですが、1.5〜2歳くらいには閉じていきます。


母乳について

ダイオキシンの問題がクローズアップされ、母乳はやめたほうが良いという風潮もありますが、ダイオキシン汚染のピークは20年以上前であり、徐々に減ってきています。母乳にダイオキシンが一定量含まれているのは事実ですが、WHOでも「母乳中にはダイオキシン類及びPCBが含まれているが、母乳栄養には乳幼児の健康と発育に関する利点を示す明確な根拠があることから、母乳栄養を奨励し推進すべきである」と勧告しており,欧米各国でも母乳を禁止している国はありません。

母乳は、最高のバランス栄養食 初乳は特に重要 

出産後、赤ちゃんがおっぱいを吸うと刺激が脳下垂体に伝わり、プロラクチンとオキシトシンと呼ばれるホルモンが分泌されて母乳が出るようになっています。産後すぐは、母乳は出は少なくとも、積極的に赤ちゃんに吸ってもらうことで、出るようになっていきます。最初の1週間ほどの間の黄色がかった母乳を『初乳』といいますが、初乳には、免疫物質の濃度が圧倒的に高く、免疫系で力を合わせて外敵を打ち負かす「生体防御機能」を果たすリンパ球をはじめとする免疫細胞群も、初乳に高濃度で含まれています。この免疫力は、ほぼ6ヵ月間効果を保ち、その間に、赤ちゃんは、自分自身の免疫力を育てていきます。

産後数週間経つと、少し黄色っぽかった「初乳」と呼ばれる母乳が、だんだんと白くなっていき、「成乳」となります。「成乳」は初乳と違って今度は筋肉や体をつくるたんぱく質や、脳の発達を促す乳糖が多くなります。このように母乳には、赤ちゃんが育つために必要な栄養分が、その成長の時期によって変化していきます。生まれた当日の母乳・2日目・3日目・1週間目・1ヶ月目と、それぞれ赤ちゃんの成長に合わせて成分が変化していくそうです。そして、歩くようになる頃の母乳は、筋肉をしっかり作るための成分が多い母乳になっているそうです。

チェック、例えばこんなこと

○産後は、母乳がでなくても赤ちゃんに吸ってもらう
○初乳は、免疫物質が豊富
○人工栄養児より感染症にかかりにくい
○消化が良く、負担がない
○必要な栄養をバランスよく含んでいる
○アルコールは、5分後には母乳に影響を与え、
  30分〜 1時間にはピーク!授乳は時間を空けて
○タバコは母乳をとおしてニコチンが赤ちゃんに!
  家族の 副流煙にも注意!
○母乳の質を下げる(まずくなる)もの
 ・刺激物(カレー、唐辛子など)
 ・油脂類が多いもの(ケーキ、バター、チョコなど)
 ・もち米、玄米
 ・コーヒーなどのカフェイン含有飲料
 ・脂分の多い食事(ステーキ、てんぷら、カツなど)


赤ちゃんの免疫力

赤ちゃんはママのおなかの中にいる間にも、胎盤を通してママの抗体をもらっています。「免疫グロブリンG」という名前の抗体です。これと、初乳に含まれている抗体とともに、約6ヶ月程度の間、病原菌の感染から赤ちゃんをしっかり守ってくれます。

生後数ヶ月は大丈夫はウソ。風邪もひきます。

母乳で育てている子は、ママからの免疫をもらっているから、風邪はうつらないと言われたりしますが、それはウソです。確かに、母乳を通して免疫をもらっていますが、抵抗力や体力など、ほとんどないと思って差し支えありません。せきをしている人の傍にはいかないようにしたいものです。

生後間もない赤ちゃんが高熱を出してしまうと、危険なことにも繋がってしまいますので、お世話をする際や外から帰宅した際には手洗い、うがいを心がけましょう。

チェック、例えばこんなこと

○ママからの免疫は、6ヶ月程度でなくなります。
○6ヶ月以内でも、病気にかかります。
○帰宅したら手洗い、うがいをしましょう
○誰かに抱っこしてもらうときも、同じ
○感染する病気の人には、あまり近づけない


原始反射について

原始反射とは赤ちゃんにみられる反射の運動の事です。この特殊な反射はどんな人間の赤ちゃんにも、もともと備わっている反応です。原始反射の反応はほとんどの赤ちゃんが成長するにしたがって次第になくなっていきます。原始反射が消えてゆくのは神経系統の発達に関連していますが、神経の発達には個人差が大きく、遅れているのかどうかを判断することは簡単ではありませんので、あせらずに。

把握反射

赤ちゃんの手足のひらに触れると、握ります(6ヶ月くらいまで)

モロー反射

顔を正面に向けて上体を軽く起こし、頭を急に落とすように動かす、或いは大きな音を聞かせると、バンザイをするように両腕を広げた後、何かを抱え込むような動作をする。(6、7ヶ月まで)

歩行反射

わきの下を支えながら両足を床につけ、軽く前かがみにさせると、歩きだすかのような足の動きをする反射。(1、2ヶ月まで)

吸綴反射

自分の口に触れた物、を無意識に吸おうとする反射を吸綴反射と言います。(4、5ヶ月くらいまで)

緊張性顎反射

仰向けに寝ている赤ちゃんの顔をゆっくりと回すと、顔の向いてる方の手足をまっすぐ伸ばし反対側の手足を曲げて、丁度フェンシングをしている様な恰好になる。(5、6ヶ月まで)

共鳴反射

大人がしゃべっているのを真似して、舌を突き出す反射。

チェック、例えばこんなこと

○赤ちゃんの手足のひらに触れてみましょう
○大きな音を聞かせてみましょう
○脇を支えて足を床につけてみましょう。
○赤ちゃんのほっぺ、唇に触れてみましょう
○赤ちゃんの顔を横に向けてみましょう
○赤ちゃんに向かっておしゃべりしてあげましょう


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